数字nは何群の何項にあるのか?という問題の解法
みなさん
こんにちは
SHINです。
今回は与えられた数字nが
何群の何項にあるのか?
という問題の解法を説明していきいます。
この解法は
群数列で満点を狙いたい人用です。
ある程度の点数だけでいい人は
飛ばしてもいいですが
そこまで難しくないので
読むことをお勧めします。
では初めて行きましょう。
今回使用する数列は
奇数の数列を使います。
1 / 3 5 / 7 9 11 / 13 15 17 19 / 21 23 25 27 29 / ・・・・
という感じです。
単純な数列を{ an }と置きます。
{ an } = 2n-1 ( n ≧ 1 )
これはわかりますね?
ここで前回の復習です。
第n群の末項を求める式は覚えてますか?
正解は・・・
第n群の末項の項数を求める式を{ bn }と置く
覚えていましたか?
この式を使えば
第n群の末項は何項目かがわかります。
そして{ bn }を{ an }のnに代入してあげれば
第n項がどの数字なのかわかります。
奇数の数列の場合は
n^2 + n - 1
となります。
例えばnに3を入れてみてください。
第3群の末項は11です。
この式に代入すると
3^2 + 3 - 1 = 11
となります。
この式で問題ありませんね?
ここまでが前回の復習です。
ここから本題です。
今回は301がどの群の何番目にあるのかを
解説していきます。
最後の不等式の意味は分かりますか?
これは、第n群と第n-1群の間に301という数字があり、
つまりn群の中に301が存在する。
と仮定された式です。
この式さえわかれば
この不等式を解きます。
ここで大事なのが
こういう問題の不等式の二次関数は
解けません。
二次方程式の解の公式を使えば
解けますが
√が出てくるので
正確な数字が出てきません。
なので適当な数字を入れる必要があるのです。
これで301が第17群の数字だということが
わかりました。
次は第17群の何項目か
ということです。
正直17という数字が出てきたらあとは簡単です。
等差数列の一般項を求める公式を
覚えていますか?
a + (n-1) × d
a=初項 n=項数 d=公差
このようになっています。
初項は前回やりましたが
n-1項目の末項の次の数字です。
絵で説明すると
これで初項はわかりましたね
なので等差数列の一般項の式に代入すると
( n^2 - n + 1 ) + ( m - 1 ) × 2 = 301
m=何項目か n=何群目か(今回の場合17)
これを解けば
こうやって出てきた数字が15です。
つまり301は第17群の15項目
ということがわかりました。
今回は難しかったですか?
前回のことがしっかりわかっていて
二次不等式さえ解ければ
簡単だったんではないでしょうか。
今回のことも重要ですが
前回のn群の初項、末項を
理解できる方が
何倍も重要なことです。
前回の内容を完璧にして
これを見てくれたら簡単だったではないでしょうか
次回は
ベクトルについてお話します。
最後まで読んでいただきありがとうございました。